エクステリアにも様々なものがありますし、住宅の外観にこだわりたいという方も多いのではないでしょうか。
中にはお金をかけて美しいエクステリアを設置する方も多いですし、一方で必要最低限の外構工事をする方もいらっしゃいます。
エクステリアが完成して実際に使ってみると
こんなはずじゃなかった
ここをもっとこうすればよかった
費用がかかりすぎた
などの後悔をする方も少なくありません。
どれだけお金をかけたとしても、使い勝手の悪いエクステリアでは元も子もないです。
この記事では、そんなエクステリア(外構工事)に関する代表的な失敗をまとめてみました。
また、最後にエクステリア工事を失敗させないコツも紹介しているので、これから外構工事を考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。
目次
失敗した例1:ガレージやカーポートの設置する場所を間違えた
車を所有されている方は、住宅にガレージやカーポートを設置することも多いのではないでしょうか。
しかし、設置する場所などを間違えると、毎日の生活に支障をきたすこともあります。
駐車スペースが狭い
よくある失敗の1つとして挙げられるのが、駐車スペースを狭く設置してしまうというものです。
例えばガレージやカーポートを付けようと思った時に乗っている車が小さなものだった場合、その車に合わせた駐車スペースを考えがちです。
しかし、あとから大きな車に乗り換えてしまったら、その小さい車用のスペースに駐車するのが大変になってしまいます。
なので、ガレージやカーポートは、将来のことも考えて大きめの造りのものを設置するのがおすすめ。
もちろん、「そんなスペース自体ない」という方もいますが
毎日の駐車が大変
ドアを開けるときに気を使わなければならない
など、駐車スペースの大きさを間違えると日々のストレスにつながります。
大きめで設置できるのであれば、駐車スペースは余裕を持って造ったほうが良いでしょう。
駐車スペース(駐車場)に関して詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
場所が悪い
駐車スペースの広さと並び、駐車場自体の場所が悪いことが使い勝手の悪さにつながることもあります。
自宅の真ん前にガレージやカーポートを設置したとしても、その駐車スペースから自宅玄関までスムーズに行けなければ使いにくいと感じるかもしれません。
例えばカーポートを設置する場合、門の中に車を駐車できるようにすると、毎日自宅の前でその門を開けてから駐車をするというステップが面倒です。
かといって、門の外にカーポートがあると、防犯上で不安が残るという方もいらっしゃるでしょう。
どちらにもメリットがありデメリットがありますが、使い勝手を優先するのであれば毎日の車の使用頻度もイメージしながら設置を考えることをおすすめします。
そうすることでどの場所が1番使い勝手がいいのかイメージできるはずです。
失敗した例2:防犯防止に塀を作らなかった
塀の設置には高額な費用がかかることもあるため、最初の段階で作らないと決める方もいらっしゃいます。
もちろんそれで問題ないという方も多いですが、自宅を守るための塀がないと不安だという方も少なくありません。
防犯対策にマストの塀
塀があることによって、侵入者を未然に防ぐことができますし、塀の種類によっては外側から家の内部を隠すことも可能です。
侵入者を防ぐ手段には他にも様々なものがありますが、侵入しようとする犯罪者を心理的に思いとどまらせるには、侵入に手間のかかる塀の存在が不可欠です。
塀にも多少のスペースは必要ですが、簡易なものであれば少しのスペースで住宅の周囲を覆ってしまうこともできるため、
後付けでもつけてしまうのが良いかもしれません。
有名な塀ですと、ブロッグ塀などがあります。
また、ブロッグ塀だと圧迫感があるならフェンスを設置するのも防犯対策にはおすすめです。
なお、家の周りに塀を設置する場合は、同時に出入り口である門も作る必要が出てきます。
門にも様々なタイプがありますが、日々の使い勝手のことを考えて、 最も自分に合ったものを選ぶようにすると後悔しないでしょう。
門に関して詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
植物を塀にすることも可能
十分なスペースがある場合は、植物を塀代わりに利用することもできます。
植物を敷き詰めれば目隠し効果はばっちりですし、背の高い植物であればそこから侵入することもできません。
人が出入りするための門の設置は必要になってきますが、塀やフェンスよりも温かくオシャレなエクステリアを演出することも可能です。
しかし、植物は定期的に手入れしなければ伸びてしまうこともありますし、管理方法によっては枯れたりすることもあるため注意が必要です。
植物が伸びきって公道にはみ出してしまうと通行人に迷惑をかけるケースも出てくるため、うまく利用するようにしましょう。
そのほかの防犯対策におすすめのエクステリアに関して詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
失敗した例3:エクステリアにコンセントをつけなかっった
自宅のエクステリアの工事をしようとお考えであれば、コンセントの穴を設置することをおすすめいたします。
もちろん、コンセントなど必要ないと考える方も多いかもしれませんが、あとからコンセントがあってよかったと思える可能性が高いです。
その理由はこちら。
屋外コンセントは後々設置は面倒
「外でコンセントが必要な電化製品などは使うことがない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
特に家の外で何をする可能性があるかということを明確にイメージできない方が多く、エクステリア工事の段階でコンセントなどいらないと判断してしまうが多いです。
しかし、例えば
- 駐車場が暗いから電灯をつけたい
- 外で何か作業をする際に暑いから扇風機を利用したい
- 家の外が汚れたので高圧洗浄をしたい
などとなった場合にはコンセントの穴は不可欠です。
その時には使う予定がなくても、設置をしなければ後々面倒なことになってしまうため、コンセントの穴を設置しておいて後悔するということは実はないのです。
使わなければ電気代がかかることもないですので。
コンセントの位置はある程度でも大丈夫
屋外用のコンセントには、様々なタイプのものが存在します。
屋内のものと同じように壁に設置するタイプのものが一般的ですが、例えば広い庭をお持ちなのであれば、その庭の真ん中にコンセント用の支柱を作ってそこから電源が使えるようにもできます。
屋内であれば延長コードで簡単に接続できるものであっても、家の外に出るとそれが面倒だったりすることもあるはずです。
コンセントだらけにするのも考え物ですが、ここで電源を使うかもしれない、という場所にはコンセントを設置するようにしましょう。
ちなみに、コンセントをつけなかったという失敗例は新築でエクステリアを設置する際にもよくある失敗例です。
失敗した例4:アプローチが滑る
門から住宅の入り口を結ぶという重要な役割を果たすアプローチですが、設置する素材によっては滑りやすくなってしまいます。
晴れの日に滑るということはめったにないですが、雨や雪が降って濡れてしまうとつるつる滑って危ないことも多いので注意が必要です。
アプローチの素材や使い勝手に注意
外装を少しでもオシャレに見せたい一方で、アプローチにできるだけお金がかからない素材を選ぶ方も少なくありません。
もちろん安いに越したことはないのですが、アプローチに安い素材を使った場合は、それが雨で滑りやすくなる可能性もあります。
同じタイルであっても
- ノンスリップ加工された滑らない素材
- レンガ
- 天然石
などを利用することによって、スリップ事故を未然に防ぎます。
また、見た目重視にするとどうしても使い勝手が悪くなったり、管理が面倒になったりすることもあります。
掃除をしやすい形にしたり水はけをよくするだけでも、管理が非常に楽になりますし雨の日も快適に過ごせるようになります。
もちろんデザインを重視したいという気持ちもわかりますが、 使い勝手を考慮したうえでデザインを考えれば後々後悔することはなくなるはずですよ。
素材やデザインよっては費用が高くなりますが、雨の日に滑るのを避けるために気を付けて歩くのがストレスになる場合も多いので、アプローチを設置するなら
- 素材
- デザイン性
この2つをしっかりと考えて造るようにしましょう。
アプローチに関して詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
失敗した例5:庭のガーデニングの管理が不十分だった
庭を造って芝生を取り入れたりガーデニングに挑戦しようとする方も少なくありません。
しかし、植物の手入れなどが苦手な方もいるため、それらの植物を放置しがちになってしまい、最終的には庭が荒れてしまう可能性もあります。
ガーデニングには時間が必要
初めは庭の様々な場所にきれいな花や木を植えて管理する方も多いですが、一度管理を怠ってしまうとそのままずるずると何もしなくなってしまうこともあります。
ガーデニングにはそれ相応の時間が必要ですので、庭にたくさんの植物を植えたいのであれば定期的にそれを管理できる時間を作らなければなりません。
普段から植物を育てるのが好きな方であれば続けられると思いますし、家庭で小さなハーブを育てる程度であれば苦にならないかもしれません。
しかし、庭全体を利用した大掛かりなガーデニングとなると時間も労力も必要になってくるため、最初の段階で将来のことも考えて設計する必要があります。
ガーデニングの注意点
庭にたくさんの植物を植えるのは綺麗で楽しいかもしれませんが、それが住居人や周りの人間にデメリットを与えるケースもあります。
綺麗な草木に紛れて雑草が生えてきた場合は、
- 草むしりに時間がかかって大変な思いをする
- 虫が植物に集まったり野良猫などのトイレになってしまう
といったトラブルも発生しがちです。
さらに、大きな木の枝が隣の家にはみ出して近所トラブルに発展するケースもありますし、
落ち葉などで周りに迷惑をかける可能性もあります。
もちろんそれらの全てをきちんと管理できるのであれば全く問題はありませんが、ガーデニングをしたいのであればそれらも考慮してから設置を考えましょう。
ガーデニングに関して詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
失敗した例6:新築住宅で外構工事をして後悔
新しい住宅を建てる際には、そのまま外構工事も一緒に行うという方も少なくありません。
もちろん、それは問題はないのですがなぜか新築で家を建てた際に後悔や失敗をしたという方が多いです。
相見積もりをしなかった
新築住宅を建てる際は、どうしても外構工事は後回しになります。
そのため、あまり外構工事の見積書など詳しく見る方は少なく、いざ外構工事が始まり完成したら思っていた以上に費用が掛かってしまっていたというケースです。
恐らく新築工事と別に外構工事を違う業者や会社に頼んでいればこのようなことは防げたはずです。
そのまま住宅を建てた会社や業者に外構工事もお願いするのはいいですが、しっかりと相見積もりなどはするようにしましょう。
外構工事の相見積りに関して詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
イメージと違っていた
新築住宅では決めることはたくさんあります。
- 間取り
- 電気
- お風呂のデザイン
- トイレのデザイン
- キッチンのデザイン
- 内装のデザイン
- 外壁のデザイン
- 屋根の種類
などもっとありますが、これにプラスで外構工事のデザインを考えるとなると頭が痛くなります。
そうなると、営業マンのいいなりでエクステリアを作ってしまうことが多いので、作ってみたらイメージと違っていたということも少なくありません。
なので、ある程度は自分でイメージをしてから外構工事はするようにしましょう。
イメージができていれば、少し違っていたとしてもそこまで後悔することはないずです。
どんなエクステリアが良いのかを知りたい方は、合わせてこちらの記事もご覧ください。
エクステリアの工事で絶対に後悔・失敗しないための方法
最後に、上記のような外構工事(エクステリア)で後悔・失敗をしないための方法を紹介します。
ポイントはこの3つ。
- 複数のエクステリア業者に相談する
- 一括見積もりサービスを利用する
- 将来のイメージする
複数のエクステリア業者に相談する
1番大切なのは、 エクステリア工事をする際は将来のイメージをして複数のプロのエクステリア工事の業者に相談するということです。
このポイントを押さえればエクステリア工事で失敗することは恐らくほとんどありません。
なぜならいくら個人でエクステリアの勉強をしたからといっても、やはりプロにはかなわないからです。
例えば、いくら料理に自信があっても第一線で活躍しているシェフにはかなわないですよね?
それと同じです。
エクステリア工事のプロの業者は今まで、何百件という経験があり知識も豊富です。
そのため、自分では思いつかないようなアイデアや今まであった失敗など元に、あなたにあったエクステリアを提案してくれるでしょう。
それに同時に複数エクステリアの業者に相談することで、様々な意見を取り入れることができます。
この複数のプロに相談するということを意識するだけでも、5割はエクステリア工事の失敗はを防ぐことが可能ですよ!
一括見積もりサービスを利用する
では残りの5割で重要なことはなんなのか。
それは誰でも簡単にプロのエクステリア業者を見つけることができる、一括見積もりサービスを利用することです。
一括見積もりサービスとは、複数の業者から相見積りを取ることができるサービス。
エクステリア工事を知り合いに頼む方もいますが、そもそも知り合いでも「本当に信頼できてプロの業者で詳しいのか?」というのは部分までは聞くに聞けませんよね?
それに知り合いだからこそ、もし見積額が高かったり、希望に添えなかった場合に断りづらいというケースも多いです。
また、安心だからと大手メーカーに頼む人もいますが、中間マージン料(手数料)などを考えると高すぎておすすめできません。(約20%前後)
ですが、一括見積もりサービスを利用すれば、プロのエクステリア業者を紹介しれくれますし、同時にどれくらいの費用かかかるかも知ることができるのです。
例えば、リショップナビエクステリアという一括見積もりサービスでは、あなたの地域にいる優良なエクステリア工事のプロの業者を厳選して3社紹介してくれます。
ただ、紹介してくれるだけではなく間に担当者が入りすべてサポートしてくれるので、初めてエクステリア工事をするという方も安心して利用することができるサービスです。
それに、担当者もすべてエクステリア工事に詳しい方なので、なんでも気軽に相談することが可能です。
失敗してしまうエクステリアの工事事例などももっと詳しく教えてくれるはずですよ。
流れは簡単で
- リショップナビエクステリアに無料登録して相談にのってもらう
- 近くの優良業者を3社紹介してもらう
- 3社の中から見積もりが1番よかった、気があうなと思った業者だけを選ぶ
これだけでいいので、手間もかかりません。
また、リショップナビエクステリアの利用は完全に無料なので、とにかくエクステリア工事に失敗したくない人は登録だけしておいても損はないはずですよ。
プロに相談できるサービスって中々ないですし、キャンセルする際も費用はかかりません。
これでエクステリア工事に失敗する確率も下がるなら活用しない手はないはないかと。
リショップナビエクステリアについて口コミなども知りたい方は、合わせてこちらの記事もご覧ください。
将来のイメージをする
エクステリアを考える際で将来のイメージはしっかりともつようにしましょう。
将来というと少し難しいかもしれませんが、例えば、
- 子供を作る予定がある
- 車は2台以上所持する
- 足が悪い祖父や祖母がいる
- ガーデニングをやってみたい
このような簡単なことでも思いつく限り、書き出してみるとイメージしやすいと思います。
イメージができれば、それだけ失敗する可能性も低くなるので、デザイン性などだけでなく将来のことも考えるようにしましょう。
エクステリアで生活を豊かにしよう!
エクステリアで失敗してしまった、という方はたくさんいらっしゃいます。
今回紹介したもの以外にも
- 暗くなると思ったよりも真っ暗になってしまうから困っているというケース
- バリアフリーにしておけばよかった
といった後悔も多いです。
良かれと思って設置したはずのエクステリアが、逆に日々の生活のストレスになってしまう可能性もあるのです。
もちろんエクステリアをリフォームして生活が快適になったというケースのほうが多いのですが、それは事前に綿密な計画を立て、将来のことも考えて設置しているからです。
パッとした思い付きで大きなエクステリアを設置してしまうと後悔することのほうが多いと思いますので、様々な角度から必要性やデメリットを考えて設置していきましょう。