エクステリアにも様々なものがありますが、ご自宅の外構にゴミ置き場を設置するご家庭も増えてきています。

ゴミ箱は通常自宅の内部に設置するものになりますが、ご家庭によっては大量のゴミが出ることもあるのではないでしょうか?

ゴミの収集日は決まっているため、その大量のゴミを家の中に置いておきたくないという方も少なくありません。

庭の一部をゴミ置き場として活用することによって、臭いを発するようなゴミを室内で保管しておく必要がなくなります。

しかし、ゴミ収集日に持って行ってもらうまでは、敷地内にゴミを置いておくことになるため、きちんと管理をする必要があります。

それでは、エクステリアにゴミ置き場を導入する際にはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか?

この記事では、ゴミ置き場の設置について紹介しています。

エクステリアのゴミ置き場

ゴミ置き場と言っても実に様々なタイプが考えられますし、家の外にゴミを放置すればそこがゴミ置き場となってしまいます。

自宅で発生したゴミを処分するまできちんと管理するためには、やはりちゃんとしたゴミ置き場を設けるべきでしょう。

それでは、ゴミ置き場はどのように造ればよいのでしょうか。

屋外用のポリバケツ

最も簡単なゴミ置き場として考えられるのは、やはりクステリアの一角にポリバケツを設置するといったものになるのではないでしょうか。

もちろん小さなものでもよいですが、大型のポリバケツを並べて設置すれば、自宅用のゴミ置き場として活用することができます。

ゴミの分別は地域によって異なりますが

  • 生ゴミ用
  • ペットボトル用
  • 缶用

などに分けて複数のポリバケツを置いておけば、うまく使い分けることができるはずです。

ペットボトルなどは洗って処分する方が多いと思いますので、毎回ゴミに出すのが面倒だという方は、大きなポリバケツにペットボトルを溜めておき、月に1回などのペースでまとめて処分するのもおすすめですよ。

ただ、生ゴミをはじめとする臭いを発するものや害虫が発生するようなものは衛生的にも悪いため、毎回きちんと処分することをおすすめいたします。

ゴミ置き場のためのスペースを考える

例えば広大な敷地の一角をゴミ置き場にするという程度であれば、そのスペースが邪魔になったりすることはないかもしれません。

実際に、新聞や雑誌、段ボールなどが大量に排出されるご家庭の中には、ゴミのために広めのスペースを確保しているというところも少なくありません。

また、雨に濡れることで処分が困難になるゴミもあるため、できれば雨に濡れない場所をゴミ置き場にした方が無難です。

しかし、敷地が限られているご家庭では、ゴミ置き場のためのスペースを選ぶことができない可能性もあります。

そのような場合であっても、できれば小さなポリバケツを複数並べてスムーズに分別できるようにしておくとゴミ捨てが楽になります。

ゴミ置き場設置のポイント

建物内部の邪魔な不用品を建物の外に捨てることで、そこをゴミ置き場にすることができます。

どうせゴミ置き場を設置するのであれば、できるだけ清潔に使うために、他のエクステリアとの組み合わせも気にしたいものです。

土台はコンクリートがベスト

例えば、芝生や砂利の上にゴミを放置すると、いざそのゴミを処分する際に大変な思いをすることがあります。

仮にポリバケツに入れて保管しているとしても、そのポリバケツから出すときに液体物が垂れてしまったりすると掃除が大変です。

しかし、土台がコンクリートであれば、 ゴミ袋の中身がこぼれてしまったとしても水で洗い流したりホウキとチリトリで綺麗に取り除くことが可能です

建物の外の話だから多少汚れても問題ないという方であれば話は変わってきますが、少しでも清潔に使いたいと考えるのであれば、やはりゴミ置き場はコンクリートの上に設置することをおすすめいたします。

目につかない場所を選ぶ

ゴミ置き場を設置する場合は、なるべく

  • 外部からは見えにくい場所
  • 他のエクステリアの雰囲気を壊してしまうような場所

は避けたほうが良いでしょう。

単純にゴミを建物の外に放置すると考えるのではなく、建物全体の見た目を考えた上で最適な場所をゴミ置き場に選びましょう。

外から見えないようにするだけではなく、もちろん来客があったときにも、できるだけ目につかない場所にするのが大切です。

後述しますが、どうしても外から見えてしまうような場所がゴミ置き場になってしまう場合は、他のエクステリアでそのエリアを隠すのもおすすめです。

ゴミ箱の使い勝手を考える

せっかくゴミ置き場を設けるのであれば、毎日のように利用したいものです。

しかし、設置する場所が悪かったりすると、わざわざ外にごみを捨てるのが面倒になり、そのゴミ置き場は活用されなくなってしまいます。

続いて、使い勝手の良いゴミ置き場について見ていきましょう。

ゴミ置き場に適した場所はキッチンのすぐ近く

先ほどは、できるだけ人目につかないところにゴミ置き場を設置するべきだと述べましたが、同時に使い勝手も考えてゴミ置き場の位置を決めるべきでしょう。

例えば、勝手口の扉を開けてすぐの場所にゴミ置き場があれば、連日のゴミ捨ても面倒だと思わないですよね?

逆に、勝手口や玄関から離れた場所にゴミ捨て場がある場合は、わざわざそこまでゴミを運ぶのが面倒ですし、雨の日などは捨てに行くのをやめてしまう可能性が高いです。

ゴミ置き場に捨てられなかったゴミは、勝手口近くに放置されることになり、そこが仮のゴミ置き場となってしまうことも考えられます。

生活のゴミはどの場所にいても発生しますが、ゴミの中でもできるだけ早く処分したい生ゴミは、キッチンから排出されることが多いはずです。

キッチンのすぐ横の勝手口の近くにゴミ置き場を設置してしまえば、建物内を常に清潔に保つことができるはずです。

掃除も考えたゴミ箱を利用する

最近は、インテリアとしても利用できるオシャレなごみ箱などを見かけることもありますが、エクステリアとして利用する人目につかないゴミ箱にはオシャレさを求める必要がありません。

それよりも、より清潔に利用できるゴミ箱の方が使い勝手が良いはずです。

生ゴミなどを数日保管しておくゴミ箱になるため、当然内部には悪臭が発生しますし、ゴミをきれいに処分しなければそこから害虫が繁殖することもあります。

それを避けるためには、 やはり定期的に水洗いなどで掃除をしてあげなければなりません

オシャレなゴミ箱の中には水洗いに適していないタイプもあるため、オシャレさを追求するのではなく、掃除のしやすさを考えてゴミ箱を選びましょう。

掃除もしやすくかつオシャレなゴミ箱を見つけることができれば、そういったものでもよいかもしれません。 

ゴミの管理も重要

エクステリアの一部にゴミ置き場を設置するのは、建物内を清潔に保ち続ける方法の1つです。

ただし、建物の外だからといってゴミの管理をおろそかにするわけにはいきません。

また、複数のポリバケツを設置する場合は、どのバケツにどのタイプのゴミを捨てるのかがわかるような工夫をすると、さらに使いやすくなります。

ゴミ置き場を使いこなそう

最近のポリバケツには様々なタイプがあるため、形によって生ごみ用、ペットボトル用などと区別できるようにしておくのもよいでしょう。

しかし、形の違うポリバケツを並べても見た目が美しくないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

その場合は、それぞれのバケツにどのタイプのゴミ用のものなのかがわかるように大きなステッカーを張ってゴミの種類を書いておくと便利です。

または、色の違うポリバケツを利用するなどすれば、どこにどんなゴミを捨てればいいのか一目瞭然なのでおすすめです。

悪臭を避けるための方法

ゴミの見た目が気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、やはりその臭いが嫌いだという方はたくさんいらっしゃいます。

特に夏場などは生ゴミから悪臭が放たれたりすることもあるため、外に長期的に放置しておくと近隣の住民にも迷惑がかかる可能性もあります。

例えば、生ゴミは風通しの良い場所に広げて乾燥させてから捨てることによって臭いを未然に防ぐことも可能ですが、面倒だという方も多いのではないでしょうか?

そんなときには、やはり蓋がついておりきちんと密封できるようなポリバケツを利用すべきでしょう。

きちんと蓋をすることができるタイプであれば、その蓋を開けない限り臭いが外に漏れることはありません。

ただし、当然そのポリバケツの内部には悪臭がこもることになるため、 定期的に洗剤などで掃除して清潔に保つようにする必要があります

ゴミ置き場に合うおすすめのエクステリア

ゴミ置き場が、実際にそこを利用しているご家族の目に入ってしまうというのは仕方のないことかもしれません。

しかし、近所の方の目に触れる場所、来客の視界に入る場所に設置せざるを得ない場合は、別のエクステリアを使ってゴミ置き場を隠したほうがいいです。

最後にゴミ置き場に合うエクステリアをいくつか紹介します。

ゴミ置き場が隠れるエクステリア

目隠しの役割を果たすエクステリアとして真っ先に思い浮かぶのは、やはり植栽では?

鉢植えの大き目な植物をゴミ置き場の前に並べるだけで簡単な目隠しになりますし、見た目がさわやかになるためオシャレなエクステリアを演出することができます。

ただし、冬場に枯れてしまうような植物では目隠しの意味を果たさなくなるため、 利用する植物の種類を考えるか、または季節に左右されない人工的なエクステリアを設置してしまうのも方法の1つです

ブロック塀やレンガなどを利用して簡易的な壁を造り、その裏をゴミ置き場にするのはおすすめです。

雨に濡らさないエクステリア

蓋つきのポリバケツを設置する場合は、例え雨が降ったとしても中まで雨水が浸透しないため安心です。

しかし、中にはポリバケツに入れないような新聞や雑誌などの書籍、段ボールをはじめとする大きめのゴミも存在します。

雑誌などは雨に濡れるとさらに重くなりますし、雨でベタベタになった段ボールを運ぶのは気持ちが悪いと感じる方も多いです。

そのようなことから、できればゴミ置き場に屋根を設置することをおすすめいたします。

例えば、勝手口の先にゴミ置き場を設ける場合は、勝手口に少し大きめのオーニングを付けるだけで雨よけになります。

きちんとした屋根がほしい場合は、カーポートやサイクルポートなどと同じように本格的なエクステリアを設置してしまうのも方法の1つです。

雨に濡れないだけでゴミ捨てがかなり楽になるため、屋外にゴミ捨て場を設けるのであれば屋根を付けることを考えてみましょう。

エクステリアにゴミ置き場を設けよう!

生活をしている限りゴミは確実に発生してしまいますので、ゴミ捨ての日までは自宅でそれらのゴミを管理することになります。

室内にゴミを置いておくのが嫌だという方も多いと思いますが、エクステリアにゴミ置き場を設けることで悩みを解消することができます。

ゴミを外に放置すればそこがゴミ置き場ということになってしまいますが、 やはり見た目や衛生面のことを考えて、ポリバケツなどできちんと管理することをおすすめいたします

また、悪臭が発生するようなゴミにはきちんと蓋をする、ゴミ置き場全体を定期的に水洗いするなどして、常に清潔に保つことを心がけましょう。

外部からゴミ置き場全体が見渡せてしまうような場合は、視界を遮るエクステリアを間に挟むことで外構全体の見た目が良くなりますし、ゴミが気にならなくなります。

建物の外にゴミ捨て場を設ける場合は、他のエクステリアとの相性も考えて設置場所を決めるとよいでしょう。