不動産の売却については査定額をもとに不動産業者を仲介して売却をするのが一般的です。

売却が成立すると不動産業者に手数料を支払い、売却完了まで準備を進めていきます。

現在は不動産情報についてもインターネットを活用して探している人が多い時代です。

特に出先で手軽に閲覧できるスマホは欠かせないアイテムとなっています。

不動産の売却についてもスマホはぜひとも役立てたいアイテムの1つです。

ここではそんな売却時にピッタリなスマホアプリ3選についてご紹介したいと思います!

不動産の売却の流れ

この記事を見ている人の中には不動産の売却をするのは初めてといった人もいるかもしれません。

そう考えると、不動産については高額な取引のため売却手続きについても慎重に進めたいといった人が多いのではないでしょうか?

また、できれば少しでも高値で売りたいといった人もいるかと思います。

まずは、不動産売却の流れですが下記が一般的です。

  • 査定
  • 不動産業者との契約
  • 不動産業社の宣伝活動
  • 売却先決定
  • 売却手続き

売却の契約である媒介契約は「専属専任媒介」「専任媒介」「一般媒介」の3種類のいずれかとなります。

多くの場合、専属専任媒介での契約となります。

仲介手数料

不動産業者には売却にかかる手数料を支払います。

不動産業者への仲介手数料は上限が定められています。

  • 200万円以下:5%
  • 200万円~400万円:4%
  • 400万円以上:3%

上記が定められた上限となっています。

これは最高額なので交渉次第では安い手数料で依頼することも可能です。

不動産売却に役立つおすすめアプリ3選

不動産については価格がわかりづらいものです。

売却を検討している方も自分の物件の正当価格はどのくらいか?と聞かれたら、答えに困る人が多いのではないでしょうか?

築年数や立地、環境にとっても価格は変化しますし、何よりリサーチしてみないとわからないかと思います。

それに今の時代、物件探しもインターネットが中心となっています。

インターネットで情報が流れるのとそうではないのとでは宣伝効果についてもまるで違ってきます。

このような時代なのでネット上で情報流通がうまくできる方法を模索するのがベストです。

そんな不動産売却にあたりぜひ活用したいアプリですが、この3つです。

  • 楽待(らくまち)
  • SUUMOアプリ
  • カウル

では、それぞれのアプリの特徴を詳しく紹介してきます。

楽待(らくまち)の特徴・メリット

不動産業界でも話題沸騰中なのが「楽待」です。

みなさんも名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?

楽待は株式会社ファーストロジックが運営するアプリで、手数料等もかからず無料で利用できるのが特徴です。

個人での売却ももちろん可能ですし、多くの場合不動産業者が物件情報を提供しています。

楽待は不動産業者から手数料を取り運営を手掛けています。

インターネットを使って売却情報をPRしていることから買手が早くつきやすいのも特徴です。

楽待に登録している不動産業者を選んで売却依頼をするといった手もおすすめです。

そんな楽待のメリットですが、

  • 仲介手数料は法律で定められている通り
  • プロによるセミナーやについても無料で利用できる

この2つです。

仲介手数料は法律で定められている通り

楽待に登録している不動産業者についても仲介手数料は法律で定められている上限通りなので、通常通りの扱いで売却のPRをしてもらうことができます。

楽待のユーザーは不動産投資を行っている人も多く売買が盛んにおこなわれています。

それこそ不動産投資をしたいプロが目を光らせ物件を探しているのでその点も期待できます。

プロによるセミナーやについても無料で利用できる

楽待ではプロによるセミナーや記事についてもたびたびアップされています。

楽待の会員登録をすると無料でセミナー等を受けることができるのも大きな魅力です。

不動産売却を検討している人はまずは楽待に登録して売却に関するセミナー等を受けてみるのもおすすめです。

これらで知識を養っておけば売却時にきっと役立つことでしょう。

売却を検討している人は不動産会社任せにするのではなく、自分である程度知識を持っておくことも大事です。

自分で知識を持って売却に取り組めばトラブルを最小限に抑えることも可能だからです。

楽待などの有益な情報はぜひとも活用したいものとなっています。

楽待のデメリット

楽待のデメリットですが、条件を登録していておけば希望条件の物件が出た場合にメールでお知らせが届くのですが、メール待ち状態となりメールが届かないと情報を得られるタイミングがないといった状態となります。

メール情報は確かに正確なものが多いのですが、他の情報が入ってこない可能性があるので、自分で楽待と並行して他のサイトの情報を確認するのがおすすめです。

SUUMO(スーモ)の特徴・メリット

不動産情報に関するサイトを手掛けているSUUMO(スーモ) も有名なサイトなのでご存じの方も多いのでは?

SUUMOでは、全国の賃貸や売買情報が掲載されていて、

  • マンション
  • 土地
  • 一戸建て

など幅広い物件を扱っているのが特徴です。

特に不動産の売却を検討されている人は、スーモに掲載されている情報を参考に相場を知っておくのがおすすめです。

自分の不動産はどのくらいが相場なのか?あらかじめリサーチするツールとしても役立つはずですので。

また、不動産の売却についてはわからない点も多く、初めての作業といった人も少なくないかと思います。

不安な点はあらかじめした調べしておいてから売却を検討した方がトラブルも少なくて済むのではないでしょうか?

スーモは幅広い物件を扱っているので、そのような相場を知る上ではとても役に立つアプリの1つだと思いますよ。

そんな特徴があるスーモですが、他のメリットとしては

  • 全国の賃貸や売買情報が掲載されていてエリア毎にみられる
  • 不動産情報サイト1の評価を受けている
  • 気軽に相談できる
  • 査定をクリアした企業のみ

これら5つです。

全国の賃貸や売買情報が掲載されていてエリア毎にみられる

スーモは北海道、東北、関東などのエリアごとに閲覧することも可能です。

閲覧がしやすい状態なのでその点も消費者にとってメリットがあるアプリです。

また、知名度の高さから購入についても安心して利用できるといった人も多く人気があります。

売却時には基本的に仲介業者として不動産会社に依頼すのが一般的です。

スーモを利用している不動産会社に依頼するのも1つの手段です。

不動産情報サイト1の評価を受けている

スーモは不動産情報サイトNO.1の評価を受けているサイトです。

顧客からも評判がいいのも特徴です。また、スーモカウンターのコーナーを設けており不動産についてプロに相談できます。

こちらも有効活用したいところです。

気軽に相談できる

スーモは引っ越しの見積もりや相続に関する相談、家とお金の見積もりなど不動産で必要な分野の相談に乗ってくれるのも特徴です。

スーモは物件の査定依頼をすることが可能です。

査定をクリアした企業のみ

スーモが抱えている査定依頼先の不動産会社についてはスーモの査定をクリアした企業のみとなっており、きちんとした不動産会社が査定してくれます。

査定はどこでもいいと思っている人は注意が必要です。

査定については仲介手数料欲しさに正当な査定をしない不動産会社も存在します。

こうしたことから正当な価格の査定をしてくれる不動産会社についてもきちんと選定しなければならないわけです。

また、スーモで紹介してくれるのは1社ではなく複数社が基本で、不動産会社を比較することも可能です。

比較できることで、自分にあった不動産会社を選ぶことができます。これも大きなメリットの1つです。

SUUMO(スーモ)のデメリット

逆にスーモのデメリットとしては下記2点が挙げられます。

  • 物件数が多すぎて探すのが大変
  • キャッシュバックキャンペーンがない

スーモは多くの物件を扱っているのが特徴ですが、件数が多く探すのが大変といった声あるのも事実です。

また、最近不動産の取り扱いサイトではキャッシュバックがついているケースが多いのに対し、スーモはキャッシュバックキャンペーンがありません。

もし、キャッシュバックなどが目当ての場合はスーモからの売却などは考え直したほうがいいかもしれません。

ただ、相場を知るという上では使えるアプリなので、上手に活用すればきっとかなり使えるアプリですよ。

カウルの特徴・メリット

最近マスコミにもよく取り上げられている不動産アプリの1つが「カウル」です。

カウルはマンションの適正価格をすぐに知ることができるがアプリです。

売却する側としては最低限自分の物件の相場はしっかり調べておきたいところですよね?

カウルであれば、周辺の物件をリサーチできたり、同じマンションの似たような物件なども探し、相場を知ることができます。

マンションに特化しているアプリなので、他の不動産アプリよりもマンションに関しては濃い情報が多いですよ。

そんなカウルのその他のメリットとしては

  • 希望の物件案内が届く安心システム
  • カウルの最大のウリは「適正価格」の表示
  • 東京・神奈川など約5万棟のマンションの取り扱い

この3つがあります。

希望の物件案内が届く安心システム

カウルはマンションを購入したい人にとって有益な情報が多いアプリです。

購入したい人は地域・広さ・希望条件などを設定しておけば、自分の希望する物件が出てきた時に、物件案内が届くシステムとなっています。

このシステムを使い、売却を希望する側も購入者の希望に沿えば、物件の案内をしてもらえるシステムとなっています。

わざわざ自分からアプリ内を検索しなくても良いので、時間がない人にはおすすめの機能です。

カウルの最大のウリは「適正価格」の表示

カウルでは「適正価格」の表示もされます。これは今までにないアプリの機能です。

適正価格の表示の仕組みですが、1,000万件にも及ぶ物件を人工知能で分析し、そのデーターをもとに作成されます。

その緻密に計算された適正価格が表示されるというシステムです。

この機能のおかげで、カウルでは購入者の立場にたって適正価格で取引ができるようになっています。

東京・神奈川など約5万棟のマンションの取り扱い

カウルは、ハウルマートが提供しているシステムです。

ハウルマートでは、東京都や神奈川県を中心に約5万棟のマンションを取り扱っています。

他の不動産での5万棟のマンションを取り扱っている不動産サイトはないので、その点も強みの1つです。

カウルのデメリット

デメリットとしては、マンション物件の取り扱いとなっているので戸建てなどでは活用できない点です。

マンションの売却を希望している人なら問題ないですが、他の不動産の売却も考えている場合は、上記の2つも上手に活用しましょう。

まとめ

不動産売却については従来のやり方はもちろん、アプリの活用など新たな方法も展開されています。

最近は不動産情報もインターネットから情報収集するケースが増えているためインターネットを活用したPRをいかに広めていくかがポイントと言えます。

売却についてはなるべく短期で済ませたいといった人が多いことでしょう。

売却までの間、維持もかかりますし早く売却したいといった心情は良く理解できます。

いい条件やタイミングがあえば早々に売却の話は進みますが、半年や1年がかりといったケースも少なくありません。

長期化を避けるためにこのようなアプリも活用して、いろいろな情報を集めて活用してみてください。