「家を建てる」そう聞いて皆さんはどんな気持ちになりますか?
- かわいらしいイメージがいい!
- シンプルモダンな感じがいい!
- 他の物件より目立ちたい!
等それぞれのイメージをもって家づくりをスタートする方や、何もイメージを持たずスタートさせる方それぞれと思います。
そんな中でも、「家」の印象を大きく変えるのは外にはる外壁材と内に貼る壁紙材です。
そこでこの記事では、2つの中でも家の中で貼る「壁紙材」について詳しく解説してきます。
壁紙を選ぶポイントや選ぶ際の注意点、それぞれの部屋にあった壁紙材などを紹介するので、これから壁紙材などを選ぶ方の参考になれば幸いです。
一生にそう何度も「家を建てる」という経験ができるものではありませんので失敗しない家づくりの参考になればと思います。
目次
失敗しない壁紙(クロス)を選ぶ際の6つのポイント
新築住宅にはたくさんの「選ぶ」という作業が発生します。
壁紙選びは、わくわくするのですが、途中からめんどくさいと思ってしまう方も多いようです。
そうならなくていいように楽しんで壁紙を選ぶには何かをイメージする事から入ってみてください。
あなたの好きなテイストは何ですか?
シンプル、モダン、インダストリアル、フェミニン、ジャパニーズ、北欧etc.…
いろんなタイプのお好みがあると思います。
また、楽しんで壁紙を選んでも用途に合ってなければ意味はありません。
好みの柄を選んだけれどもサンプルで見るのは小さな見本。
実際に貼ってもらうと思っていたイメージと違ったと思う方も多いです。
そこで、まずはこちらの6つのポイントをしっかりと確認するようにしましょう。
- イメージを決める
- ベースの色を決める
- 用途に合わせた壁紙を選ぶ
- サンプルは大きいサイズを取り寄せる
- 選ぶときサンプルは立ててみる
- 予算をしっかりと決める
イメージを決める
自分が好きなものを選ぶときってわくわくしませんか?
楽しく壁紙選びをするためには、
「自分達がどんなイメージをもって家づくりをするのか」
自分達のモチベーションを上げて壁紙選びにとり組む事が一番です。
例えば、フェミニンな感じ、シンプルモダンな感じ、インダストリアルな感じ等たくさんのイメージがあります。
そんな中でイメージを決めれば楽しく壁紙選びができます。
部屋ごとのイメージを選ぶのもいいでしょう。
また、イメージを決めるときは、統一感を持たせることも大切です。
例えば、リビング周辺はインダストリアル系の男前スタイルでも玄関回りは純和風な感じ斗全く真逆なものを選ぶと騒々しい感じの家になってしまいます。
家全体のテーマを決めてからのイメージづくりは外せないポイントといえるでしょう。
ベースの色を決める
イメージが決まればベースの色を決めましょう。
例えば、フェミニンな感じのイメージの方は、塗り壁調もしくは柄なし。
また、シンプルモダンがお好きな方は柄目なしの白をベースに持ってくるとよいでしょう。
こういったように、壁紙の柄一つ選ぶにも漠然と選ぶよりは、テーマやイメージを持って選ぶことで楽しく壁紙選びをすることができます。
家一軒分の壁紙を選ぶとなるといろんなものに目移りがしてしまいがちですが、ベースを決めることで、統一感も出ますし、壁紙を選ぶ負担が軽減されます。
用途に合わせた壁紙を選ぶ
例えば、洗面所やトイレといった水回りには水汚れや、カビが出ることがあります。
そのため洗面所やトイレなどには、汚れがふき取りやすい材質のものを選ぶ方が後々の手入れなども楽になります。
このように、用途によって壁紙選びは変わってくるので、、それぞれの用途に合わせた壁紙を選ぶことをお勧めします。
壁紙のサンプルや見本には、抗菌や防カビ、消臭といった表記があります。
サンプルは大きいサイズを取り寄せる
壁紙のサンプルはどうしてもカットサンプルの為小さなものしかサンプルブックにはありません。
最近は電子カタログでのカタログ提示も増えています。
無料で各メーカーさんたちはA4サイズのサンプルを用意してくれますので、各メーカーのHPよりサンプルの取り寄せが可能なので実物を少し大きめで見ることをお勧めします。
そうすることで、実際の壁紙を触ることもできますし、柄物等は部分的にしか見えなかった柄が大き目にみることでイメージと違ったなどというストレスも少なくなるはずです。
選ぶときサンプルは立ててみる
壁紙を選ぶときほとんどの人は本を読むように机の上にサンプルブックを広げて選びます。
ですが、壁は上から光が当たらないので、サンプルブックを立ててなどして、光が当たらないようにして見るのがおすすめです。
そうすることにより、光の当たり方などより実際に貼った時の感じでサンプルを見ることができます。
タイミングによっては現地にサンプルブックを持っていき確認することも重要なポイントの一つです。
壁紙の予算を決める
壁紙のメーカーは沢山あり、それぞれのメーカーさんに特徴があります。
- デザインを重視しているメーカー
- 性能を重視しているメーカー
- コスパが良いメーカー
など、色入り選ぶポイントはあります。
あまり触れませんでしたが、いろいろなキャラクターなどとコラボしている壁紙もあり、もちろん金額もそれぞれ異なります。
ついつい住宅を新築するときは、あれもこれもといいものを選びがちになりますが、選びながらも予算と相談しながら選ぶようにしましょう。
柄目の派手目な壁紙(クロス)を選ぶときの注意点
壁紙材は様々な種類があります。
その中でも、デザインにこだわる方柄目などの派手目な壁紙材を選ぶ方もいらっしゃいます。
ただ、派手目な壁紙材を選ぶ時には下記の2つには十分注意するようにしましょう。
- 柄物壁紙の量は適量適所
- 大きな柄ものや派手な壁紙はアクセントに使う
柄物壁紙(クロス)の量は適量適所
例えば「トイレには大きな花柄壁紙を選びたい。」と考えたとき、トイレの大きさが一般的な大きさの畳1畳くらいの大きさだったとしましょう。
そこへ全面大きな花柄の壁紙を選ぶ事はもちろん出来ます。狭い空間だからこそ派手にしたい!!そういう方も多いでしょう。
ですが、柄物を狭い空間に使用すると、かえってその空間をさらに狭く見せてしまうこともあります。
そのため狭い空間に大きな派手目の柄の壁紙を持ってくることはあまりおすすめしません。
できればトイレなどの狭い空間には、薄めの清潔感がある壁紙を選ぶことで狭く見えるデメリット解消されます。
大きな柄ものや派手な壁紙(クロス)はアクセントにする
上記でも紹介しましたが、柄物は量や洗濯場所を間違えるとその部屋にとって逆効果になってしまうこともあります。
ただ最近は、デザイナーとコラボした壁紙等も多く発表されていたりしますので、おうちのインテリアの一部としてデザインものの壁紙を選ぶのはありでしょう。
絵を飾るように、ニッチスペースの中をデザインクロスにするという事もコーディネートの一つとしておすすめです。
また、各お部屋の一面だけアクセント壁紙を入れてみることもいいでしょう。
お部屋の扉の色と合わせることにより各部屋の統一感を出すこともできますし、様々な空間を演出することもできます。
あまり知られていない壁紙(クロス)や予算について
壁紙にも様々な種類がありますが、その中でもあまり知られていない壁紙もあります。
その壁紙がこちらの3つです。
- 黒板壁紙
- ホワイトボード壁紙
- コルク壁紙
黒板壁紙
黒板の用に使える壁紙です。
お子さんの部屋にアクセント壁紙として使用するのも楽しい使い方の一つです。
リビングや、廊下・ホールに伝言用として取れ入れる方も増えています。
ホワイトボード壁紙
中に鉄板が入っているもの、入っていないものタイプがあり、それぞれの使い方により便利な伝言ボードになります。
リビングに取り入れる方が多いですが、実はあまり知られてなかったりもします。
コルク壁紙
学校や企業さんや商業施設で取り付けられていることが多いのですが、実は一般の住宅にも最近はつける方が増えています。
周りに木や、スチールでフレームを廻すなど、アレンジの仕方は沢山あります。
このように壁紙といっても実はあまり知られていないものもあったりしますが、部屋に遊び心を入れてみるのもお数ものポイントです。
それぞれのシーンに合わせて使い分けすることも壁紙選びの大切なポイントです。
それぞれのお部屋の壁紙(クロス)選びのポイント
最後に各部屋での壁紙の選ぶポイントを
- 玄関周り
- トイレ、洗面所
- リビング、ダイニング、キッチン
- 和室
この5つにわけて紹介します。
それぞれで特徴があるので、どんな壁紙を選んでいいかわからない方は参考にしてみてください。
玄関周り
一般的な玄関はリビングや、各部屋に比べるとコンパクトな空間になりがちです。
そこでおすすめなのは明るめの薄い色や白色です。空間を広く見せることができ、また清潔感もでます。
さらに、あとでいろんなものを飾ったりする際にうまくコーディネートが可能です。
注意点としては、廊下・ホールとのつながりや、階段とのつながり方によっては二階のホールまでのつながりを考えなければいけないので選択をするときは「つながり」を考えて選ぶようにしましょう。
トイレ、洗面所
狭い空間ですので、派手に遊んでみるのもいいですが、さらに空間を狭く見せてしまうリスクもあるので、できるだけ薄めの色や小柄の柄物を選ぶのが良いでしょう。
派手目のものを入れたいときは一面だけといったようにアクセントとして取り入れるのがおすすめです。
抗菌・防カビ・消臭といった用途のものもありますので、そういったものを採用する方も多いですよ。
リビング、ダイニング、キッチン
イメージやテーマに合わせた壁紙を選ぶのがおすすめ。
一番長く過ごす空間なので、アクセント壁紙や、柄物壁紙を選ぶことでいろいろな顔を持つお部屋に仕上げることができます。
家具などのインテリアによっても部屋雄演出は変わってきます。
また、動物を飼っているご家庭にはペットの消臭用壁紙もあるので検討の一つにいれてみてください。
和室
純和風のテイストで行くのか、和モダンで行くのかなどそれぞれのイメージに合わせてみてください。
隣接する部屋とのつながりからイメージして壁紙を選ぶこともポイントです。
まとめ
好きなものに囲まれて生活するって考えるとわくわくしませんか。
好きな家具を並べて、小物を飾って、自分のイメージした部屋にするって楽しいですよね。
だからこそ、壁紙選びって実はすごく重要なポイントだったりします。
そのためには楽しく壁紙選びをすることがとても大切です。
めんどうだからもういいかってなるよりも、壁の色デザイン一つでそのおうちの雰囲気も大きく変わります。
ですから、壁紙選びをする際に室内の建具や、床の色も重要になってきます。
壁紙を選ぶタイミングは打ち合わせのタイミングにより異なるかもしれませんが、イメージやテーマに室内建具や床の色も大きく影響してきますので、しっかりと相談して決めましょう。