様々なリフォームの中でも、収納場所を増やすためのリフォームは人気が高いです。
トイレやバスルーム、またはリビングなどの部屋を丸々リフォームすることを考えると地味ですが、生活に欠かせない収納スペースを増やすことで生活の質が高まります。
特に、何かとアイテムが多いご家庭では、常に収納する場所を頑張って作ったり、新たに収納のための家具を購入したりすることもあるのではないでしょうか。
確かに収納のための家具を購入するのも方法の1つですが、生活スペースが狭くなるので、それであればきちんとした収納スペースを造ってしまった方が良いです。
それでは、収納リフォームにはどのようなものがあるのでしょうか。
この記事ではそんな、場所ごとの収納リフォームやかかる費用、収納リフォームを成功させるための考え方などについて紹介していきます。
目次
人気の収納リフォームと大まかな価格
人気がある収納リフォーム場所としては
- リビング
- ウォークインクローゼット
- キッチン
- トイレ
- 洗面所
- 玄関
上記の4つが特に人気がある収納リフォーム場所です。
リフォームをして収納を増やしたい場所が明確なのであれば、ある程度、大まかな費用はわかります。
まずは、上記の収納リフォームの特徴とおおよその費用の目安などについて紹介していきます。
リビング収納リフォームの特徴と費用相場
リビングは家の中で家族が最も集まりやすい場所になるので、必然的にものが増えがちですし、散らかりやすい空間でもあります。
スペースが広ければ問題ないかもしれませんが、テーブルやソファー、それからテレビ台などの家具を置くのが一般的のため、収納用の家具を新たに置くと狭くなってしまいます。
そのため、人気の高いリビング収納として挙げられるのが、
- 壁面収納
- 造作収納
などになります。
どちらも壁を利用した収納になりますが、壁全面を全て収納にするのか、または一部分だけを収納にあてるのかでリフォーム費用が大きく異なりますし、それと同時に部屋の圧迫感も変わってきます。
簡単な収納であれば30万円程度でできることもありますが、中には100万円を超す高額なリフォームになるケースも存在します。
素材を選ばなければ、安くリフォームできるケースもありますが、単純に全面を収納にする場合、収納の存在感が大きくなる分、見た目にもこだわりたいという方もいらっしゃるでしょう。
安い方がいいと考える方も多いかもしれませんが、見た目や素材にこだわれば、収納スペースが増えるのと同時にリビング全体がオシャレになるので、リフォーム後の満足感も大きくなります。
30万円~100万円
ウォークインクローゼット収納リフォームの特徴と費用相場
ウォークインクローゼットは、壁面クローゼットとは異なり、収納内を歩くことができ、またかさばるものも簡単に収納することができるので、非常に人気の高い収納の1つです。
しかし、そのクローゼットを利用する家族の人数によって異なりますが、一般的にはウォーキングクローゼットには2畳や3畳分のスペースを確保するのが望ましいとされています。
そのため、その分のスペースを設けることができるのを前提にリフォームが行われるわけですが
- 既に空きスペースがある
- 新たに空きスペースを造る
それぞれの場合でリフォーム費用が大きく異なります。
安いものであれば20万円程度で取り付けられる一方で、大掛かりな工事などが必要になってくる場合は100万円近くかかってくるケースがあります。
ウォークインクローゼットの人気の取り付け場所としては、寝室です。
しかし、お出かけ前に着替えることを意識して洗面所の横に取り付けたり、取り込んだ洗濯物を楽に収納するためにベランダなどとつなげるのもおすすめです。
一口にウォークインクローゼットと言っても、様々な形がありますし、取り付ける場所によってその後の生活スタイルが大きく変わってくるので、リフォーム前に慎重に考えてみましょう。
20万円~100万円
キッチン収納リフォームの特徴と費用相場
収納リフォームでも1番人気にあがるのがキッチン収納ですが、調理のスペースはそこまで広くないので、必然的にできるリフォームも限られてきます。
しかし、キッチン横にパントリー用のスペースを設けて大きな収納を造るといった大規模なリフォームをするのであれば話は別です。
そのため、キッチンの代表的な収納リフォームとしては、
- パントリー
- 吊り戸棚
- 床下収納
あたりがメジャーになってくるでしょう。
パントリーは間取りを変えなければならないケースもあるため、一概にその価格を述べることはできません。
しかし、吊り戸棚の場合は3万円から10万円程度で取り付けることが可能です。
通常は、これに5万円~10万円ほどかかる補強リフォームを追加で施すことになるので、高くても20万円程度くらいが相場です。
ただし、どのような戸棚を利用するかでその費用は大きく変わってくるため、あくまで参考程度に考えてください。
床下にスペースがある場合は、10万円程度で床下収納も検討してみましょう。
もちろんこちらもピンキリになり、例えば断熱材付きのものなど、機能性の高いものや容量の大きなものは割高になる傾向にあります。
吊り戸棚:3万円から20万円程度
床下収納;10万円程度
トイレ収納リフォームの特徴と費用相場
トイレは、家の中の他の部屋と比べても狭い空間ですが、意外とデッドスペースになっている部分も多く、比較的たくさんの収納が取り付けられます。
とはいっても、元々の空間が限られているため大きな収納を造ることはできませんが、トイレの収納ではトイレで使うものを置くため大きなスペースは不要です。
具体的には、
- 吊り戸棚
- キャビネット
あたりが代表的なトイレの収納です。
吊り戸棚であれば3万円程度、キャビネットは種類によって異なりますが、こちらも3万円から20万円程度になってきます。
なお、見た目を気にしないのであれば、つっかえ棒を利用して気軽にDIYでのリフォームも可能です。
吊り戸棚:3万円程度
キャビネット:3万円から20万円程度
洗面所収納リフォームの特徴と費用相場
洗面所は、独立しているものから浴室の横に取り付けられているものまで、様々な種類が存在します。
関連:「洗面台をリフォームする際の費用相場と後悔しないおすすめの選び方」
大きな家全体で見ると、洗面所にあてられているスペースは非常に小さなものですが、何かと物が多くなって収納に困っているというご家庭も少なくありません。
DIYでリフォームをするのであれば、例えばカラーボックスなどの小さな棚を購入してそこに物を置く程度になります。
きちんとリフォームをしてもらうのであれば、
- 洗面化粧台取り替え
をするのが良いでしょう。
この場合、シンプルなものから大きなものまでいろいろな種類があるので価格は均一ではないですが、大体5万円から20万円程度に収まります。
しかし、洗面台の素材にこだわりたい、どうせなら機能がたくさんついた洗面台を取り付けたいとなったら、値段が一気に上がることもあります。
なお、たくさんの収納がほしかったとしても、洗面台のスペースが小さければ入りきらないため、事前にきちんと大きさを計ってからリフォームしましょう。
洗面化粧台取り替え:5万円から20万円程度
玄関収納リフォームの特徴と費用相場
玄関もトイレや洗面所同様、家の中ではそこまで大きな面積を使っている場所ではないですが、その分収納スペースが小さくて悩みが多い場所の1つ。
靴類はどんどんと増えていってしまいますし、傘や外遊び用の道具、もしくはレジャー用品など、様々なものの収納場所として考えられます。
代表的な玄関収納としては、
- カウンタークローゼット
- 壁面収納
- 吊り戸棚
- シューズクローク
などです。
このうちのシューズクロークは、玄関の脇に収納用の小さな部屋を造るリフォームになるため、正確な費用を知るには専門業者に見積もりをしてもらう必要があります。
玄関にカウンター式の靴用のクローゼット(靴箱)を取り付けるだけであれば5万円から10万円程度、壁一面を収納にするなら20万円から100万円以上かかるケースもあります。
壁面収納の価格の幅が広いのは、フロートタイプや土間収納タイプなど、様々な種類があるからです。
ただし、玄関のスペースがもともと狭い場合は、壁一面を収納にすることで圧迫感が生まれたり使いづらくなることもあるので、よく考えてからリフォームしましょう。
カウンター式の靴用のクローゼット:5万円から10万円程度
壁面収納:20万円から100万円以上
収納リフォームを成功させるために抑えるべき4つのポイント
収納リフォームをすることによって、確実にご自宅内に収納スペースを確保することができるようになります。
しかし、やみくもに収納スペースを設けるのではなく、リフォーム後の生活が快適になるように考えなければなりません。
次に、収納リフォームを成功させるための必要はポイントを4つ紹介します。
収納するものに合わせて収納場所を考える
普段の生活を考えた上で、まずは「どのアイテムをどこに収納すれば最も生活が送りやすいのか」を考えてから収納場所を造るのがおすすめ。
例えば、当たり前のことかもしれませんが、キッチンスペースのすぐ横にウォークインクローゼットを造るご家庭はないですよね?
台所の収納と言えばパントリーなどが思い浮かびますが、仮に衣類の収納スペースを造ってしまったら使い勝手が非常に悪くなります。
そんなことするはずがないと考える方がほとんどですが、アイテムごとに見ていくと、何をどこに収納すれば最も効率よく生活ができるかというのはなかなか難しいものです。
ご家庭によって生活スタイルが異なるため一概には言えませんが、適した場所に収納することができれば、収納リフォームがうまくいったと言えるでしょう。
そのためには、例えば毎日使うものや長期間使わないものなどを区別して収納したり、効率よく取り出せる造りにするのが重要になってきます。
アイテムの大きさを考えてスペースを確保する
どれだけ大きな収納スペースを造ったとしても、そのスペース内の仕切りなどをうまく活かせなければ、使いづらくなってしまいます。
大は小を兼ねると言いますが、収納用のスペースが単なる大きな部屋であっては、細々したものをきれいに収納することができないため使い勝手は悪いです。
リフォームによって収納スペースを新たに設けるのであれば、「どこにどれくらいのサイズの何を収納するのか」というところまで考えたほうが良いでしょう。
例えば、玄関横の靴箱に家族分の靴が入りきらない、というような悩みはよくあります。
そのため、玄関横に靴を並べられる収納スペースを設けるご家庭は多いですが、その際に一般的な靴しかおけないような高さの棚を造ると失敗します。
場合によってはブーツを保管することになるかもしれませんし、玄関横は靴以外にも傘やレジャー用品など、ある程度は汚れても気にならないアイテムを置くスペースとして重宝します。
もちろん、ご家庭によってはそんなもの必要がないというところもあるかもしれません。
しかし、将来的に使う可能性があるのであれば、後々後悔しないように、収納する可能性があるものを全て考えて、それに合った大きさのスペースを確保しましょう。
大きなところに小さなモノは収納できますが逆はできないので注意しましょう
自宅のデッドスペースなどをうまく使えればお得
ご自宅にデッドスペースとなっている部分があるのであれば、そこは収納スペースとして利用するのが最適です。
よくあるデッドスペースとして、
- 階段下
- 屋根裏
- 床下
- 厚壁
などが挙げられます。
階段下はベストな収納場所
2階建て以上のご家庭であれば、確実に階段があり、そして階段下のスペースが存在します。
単純に階段の土台となっているだけなのであれば、階段下のスペースを非常に無駄遣いしていることになりますが、かといって部屋としては使い勝手が悪いです。
そのため、階段下は収納スペースにあてるのがベストな選択の1つです。
例えば、掃除機などの掃除道具を収納したり、ティッシュペーパーなどの日用品、スーツケースなどのかさばるアイテムの収納場所にあてるのも良いかもしれません。
日常的に階段下に座ってくつろぐというようなことがないため、毎日頻繁に使うものを収納する場所には向きませんが、たまに使うものを保管するには適しています。
滅多に使わないものは屋根裏収納へ
室内にあまり収納スペースが造れない場合は、屋根裏に目を向けてみるのも方法の1つです。
完全な屋根裏空間を収納スペースにあてるのもいいですし、条件が満たされるのであればロフト収納を設けてしまうのもいいでしょう。
しかし、いずれにしても天井裏へははしごなどを利用して行くことになるため、あまり重いものやかさばるものは置くことができません。
さらに、屋根の形状によっては思ったよりも大きな収納スペースにならないこともあります。
頻繁に使うものの収納場所にあててしまうと、上り下りが面倒になって結局片付けなくなるので、あまり使わず細々したものを置くスペースにあてるのがベストです。
床下収納は使い勝手がいい
意外と使いやすくて重宝するのが、床下の収納スペースです。
キッチンなどの床下にスペースを造るイメージをする方も多いですが、例えば和室で畳1枚分の収納スペースを造ったりすることもできます。
湿気などが気になる場所ではありますが、うまく使いこなすことができれば部屋の見える部分が非常にすっきりとするため非常に便利なのです。
ただし、床下収納の上にテーブルなどを置いてしまうと、しまってあるアイテムを簡単に取り出せなくなってしまうといったデメリットもあるので注意しましょう。
厚壁を利用しておしゃれな収納を造る
部屋を取り囲む壁が厚いのであれば、その壁の一部に空間を設けることも可能です。
簡単に言えば厚壁の半分に穴をあけてそこに物を置くことになるので、当然奥行きのあるものを収納することはできません。
しかし、本を並べたりするくらいであればできますし、写真たてを飾ってみせる収納を演出してみるのもいいでしょう。
特に、寝室などは壁が厚めになっていることが多いため、このリフォームに適しているご家庭も多いですよ。
インテリアとの調和を考える
新たに収納スペースを造る際には、部屋全体との調和も考えると見た目がスマートになり部屋全体がすっきりと見えるようになります。
特に色や素材などを既存の家具と合わせることによって、違和感なく利用することができるでしょう。
逆に、既に家具の色が統一されていて見た目のいい部屋に、1つだけ違った色の収納を取り入れてしまうと、そこだけやたらと目立ってしまいます。
部屋全体のアクセントとするために色を変えるというのも良いですが、収納スペースに使う以上は、あまり目立たせたくないという方も多いのではないでしょうか。
もちろん収納の見せ方などによっても、部屋を飾るためのワンポイントとすることは可能なので、色々と考えてみましょう。
収納に関してはそこまでインテリアを重視しないほうがうまくいくこともありますよ。
よくある収納リフォームの4つの失敗例
せっかく理想的な収納スペースが造れたと思ったのに、いざ使ってみると意外に使いづらい、というようなことは珍しくありません。
しかし、リフォームしたばかりのものをすぐに再リフォームするのはお金がかかりますし現実的ではないので、仕方なくその収納を使い続けることになります。
そんな失敗をしないために、よくある収納リフォームの失敗例とその対策をここでは紹介します。
収納スペースを高すぎる場所に作ってしまった
収納スペースのリフォームをする際によくありがちなのが、部屋の高い位置に収納場所を造ってしまい、結局使わなくなるといった失敗です。
例えば、目の高さやそれより下に収納スペースを造ることができれば、気軽に出し入れすることができますし、何が収納されているのかも一目瞭然です。
しかし、目よりも高い位置に収納場所を設けてしまうと、何が収納されているのかは手さぐりになってしまうことが多いですし、結果的に使い勝手が悪くなってしまいます。
そんなところに収納など造らない!思うかもしれませんが、実はシステムキッチンなどでは吊り戸棚を付けることも少なくありません。
そこに食器などを保管しても、目で確認できませんし出し入れが非常に大変なので、結局他の場所に収納せざるを得なくなります。
予備のサランラップや滅多に使わない調理器具を入れておくのであれば問題ないかもしれませんが、よく使うものの収納には適していないのです。
なので、よく使わないアイテムなのであれば、あえて目に見えない場所に片づけるのではなく、パントリーなどを造ってそこにまとめて置いたほうが使い勝手が良いでしょう。
デッドスペースを収納にあてるのは良いアイディアですが、使わない収納になってしまうのであればデッドスペースのままにしておくのも方法の1つです。
使わない収納のためのリフォームは、単純にお金の無駄なので、実際に使うことを想像して収納場所を決めましょう。
奥行きのある収納は新たなデッドスペースを生む
収納に広い面積を利用できるのであれば、その分大きなスペースを収納にあてたいと考えていませんか?
しかし、収納のタイプによっては広すぎるスペースを設けることで、失敗してしまうケースもあるため注意が必要です。
例えば、大きな布団などをいくつも収納するための押し入れなどには、それなりのスペースが必要ですし奥行きがなければいけません。
一方で、食器棚や本棚などの小さなアイテムを収納するための場所に広い奥行きを設けても、単純に使い勝手が悪くなるだけです。
もちろん、食器や本以外に何か奥行きのあるものを収納することを想定して広めのスペースを造るのであれば、全く問題はありません。
しかし、食器を収納すると決めているのであれば、その食器を前後に並べて収納した場合、奥のスペースの食器は使う頻度が減ってしまうでしょう。
どうしても奥行きの空間をうまく活用したいのであれば、引き出しタイプの収納を組み合わせて利用することをおすすめします。
引き出しを使えば奥の方まで目が届きますし、出し入れも楽で実は人気がある組み合わせ方法です。
ただし、その反面、引き出しをきちんと引き出せるためのスペースが必要になってくるので、狭い場所では使い勝手が悪くなるので注意しましょう。
収納スペースの扉のタイプを間違える
収納自体には何も問題がないのに、その収納に取り付けた扉のタイプを間違えたために、収納スペースとしての使い勝手が悪くなるといったケースも実は非常に多い失敗例です。
収納に利用される扉には、
- 引き戸
- 観音開き
- 折れ戸
など、様々なタイプのものがあります。
例えば代表的な失敗例として、狭い場所の収納なのにもかかわらず、観音開きの扉を付けたことで、完全に扉が開ききらないといったものが挙げられます。
開閉をするたびに扉が他の家具などにぶつかってしまっては、傷がついてしまいますし、使う気がなくなってしまうかもしれません。
狭い場所には引き戸を利用するのがベストですが、同じように収納するものや収納場所に合わせて、その収納場所に取り付ける扉のタイプを考えましょう。
場合によっては扉自体を付けないという選択肢もありますが、中身が丸見えになるので常にきれいにしておかなければならないというデメリットも生じます。
余裕のない収納場所
収納スペースを造るために生活スペースが狭くなってしまっては元も子もありません。
しかし、せっかくリフォームで収納場所を設けるのであれば、収納したいものを余裕を持ってきちんと片づけられるような場所にすることをおすすめします。
スペース的に余裕がない収納場所の場合は、限られた所に多くのものを詰め込むことになるので、見た目も悪く使い勝手もよくありません。
また、ギュウギュウに押し込まれた収納スペースにさらに何かを収納するくらいであれば、出しっぱなしにしておこう、という考えまで生まれてしまいます。
つまり、余裕のない収納スペースを造るくらいであれば、造らない方がましだと考えることもできるのです。
同じ家に長く住めば住むほど、当然生活のためのアイテムは増えていきます。
シーズンごとに衣類を購入するという方も多いですし、ちょっとしたアイテムなどを買い続けていると、家の中がいらないものであふれてしまいます。
時には使わないものを捨てるといった選択も必要ですが、アイテムをなるべく保管できるように設けるのが収納スペースです。
収納できずにモノがあふれてしまうような家なのであれば、生活スペースを少し削ってでもきちんとした収納場所を造ったほうが過ごしやすいケースも多いので検討しましょう。
住んでみてから気づくことが多いですが、失敗例を知ることで少しは失敗しないで済む確率は上がりますよ!
収納リフォームにかかる費用
収納を増やすリフォームをしたいと考えた時に、最も気になるのが費用についてですよね。
例えば家全体を大きく変えるタイプのリフォームと比べると、当然収納リフォームの方が安いですが、
それでも価格はピンキリです。
収納のリフォームは費用が幅広い
トイレのリフォームと言えば、トイレをバリアフリーにしたり、もしくは多機能トイレにしたりといったように、ある程度どのようなリフォームかの想定が可能です。
しかし、収納リフォームと一口に言っても
- 玄関の収納を増やしたいのか
- キッチンの収納を増やしたいのか
でそのリフォーム方法や規模が異なります。
単純に現在の空間に収納スペースを新たに設ける場合と、間取りを変更して収納用の部屋を新しく造るのとでは、必要な費用が全く違うというのがわかります。
そのため、収納リフォームの費用を知りたいと思ったら、まずはどの部分にどのような収納を作りたいかを明確にする必要があります。
安いものであれば10万円台で工事が完了しますが、大規模なものになると100万円以上かかるケースもあるため、予算とも相談しなければなりません。
なお、よくあるリフォーム場所にかかる費用などについては、詳しく後述させていただきます。
DIYでリフォームできれば費用を最小限に抑えられる
収納リフォームのための費用がもったいないと感じるのであれば、DIYでご自身で収納を造ってしまうのも方法の1つです。
もちろん間取り変更をはじめとする大掛かりなリフォームは、DIYでは手に負えないでしょう。
しかし、単純に収納できる場所が増えればそれでいいというのであれば、収納用の棚や家具を購入して部屋の模様替えをするだけでも立派なリフォームの1つです。
もしくは、部屋が余っているご家庭であれば、1部屋を丸々収納スペースにあててしまうのも良いでしょう。
ただし、素人ではできない領域も多いため、リフォーム後の見た目や使い勝手を気にするのであれば、多少高くても素直に業者に頼むことをおすすめします。
収納のかかわらずリフォームの費用はその家によって全く変わってくるので気になる方は業者に一度、見積もりなどを取って貰うことをおすすめします。
大きな収納リフォームは業者に頼むようにしよう!
一口に収納スペースを造ると言っても、実に様々な方法が考えられます。
費用が気になるのであればDIYでの収納リフォームも可能ですが、見た目が悪くなったり壊れやすかったりと、何かとデメリットも大きいです。
なので、リフォームをするならきちんとしたリフォーム会社にちゃんとした収納リフォームをお願いしたほうが、長い目で見てお得だと言えるでしょう。
大切なのは、リフォーム自体にかかる費用ではなく、リフォーム後にその収納をうまく活用できるかどうかというところになってくるからです。
しかし、中には収納リフォームで失敗してしまったというご家庭もあるので、リフォームをする前に実際の使い勝手を想定してからお願いするようにしましょう。