戸建てに住んでいるとどうしても気になるのがシロアリ。
新築や築浅の物件であればシロアリ対策なども行っていると思うのでそこまで期にする必要はありませんが、築15年以上超えるとシロアリは絶対に気にしたほうがいいです。
そこでこの記事では戸建てにおすすめのシロアリ対策や予防法、また費用や自分でやる際の注意点を紹介していきます。
うちのそろそろシロアリ対策しないとなーと考えてる人は是非参考にしてみてください。
基本的にはシロアリ対策は専門知識と経験が必要な作業であり、重要な資産である住宅を保護するためにはプロの専門家に相談することをおすすめなので、もう被害が出ている方は下記の記事で専門業者を探して相談してみてください。
シロアリ対策の重要性
シロアリ対策は
- 建物の構造被害の防止
- 経済的損失の防止
- 健康リスクの軽減
- 環境保全と生活快適性の向上
- 被害拡大の防止
といった多くの理由から重要です。
建物の構造被害と経済的損失の防止
シロアリは木材を主な餌とし、建物の構造に深刻な被害を与えます。柱や床、壁などを食い荒らし、建物の安定性を脅かすことがあります。シロアリの被害は修復費用が高額になる場合があり、早期の対策が重要です。
健康リスクの軽減
シロアリが建物内に巣を作ると、彼らの排泄物であるフンが床や壁に付着します。これにより、アレルギー症状や呼吸器疾患などの健康問題が引き起こされる可能性があります。シロアリ対策を行うことで、健康リスクを軽減できます。
環境保全と生活快適性の向上
シロアリは木材を分解する能力を持ち、自然環境においては重要な役割を果たしています。しかし、建物内でシロアリが繁殖することは望ましくありません。
適切なシロアリ対策を実施することで、環境保全を促進し、快適な生活空間を確保できます。
迅速な対応で被害拡大を防止
シロアリの被害は進行が早く、放置するとより深刻な問題に発展します。
早期の対策を行うことで、被害の拡大を防止できます。定期的な点検やシロアリの兆候に対する敏感さは、被害を最小限に抑えるために重要です。
具体的なシロアリ対策や予防法
では実際にどんな対策や予防をしていけばいいのか。
ここからは具体的に解説していきます。
木材の保護と絶縁
木材はシロアリの主な被害対象ですので、木材の保護が重要です。以下の予防法が効果的です。
木材の定期的な塗装やコーティング
シロアリは木材を主な餌としますので、建物内外の木材を保護することが必要です。
木材保護塗料や防腐剤を使用して、木材の耐久性を高めましょう。また、木材と地面の接触を避けるために、建物の基礎や柱を適切に処理しましょう。
木材の絶縁
木材と地面の接触を避け、シロアリの侵入経路を断つために、基礎部分に防蟻バリアを設置します。
環境改善と除湿対策
シロアリは湿度の高い環境を好みますので、環境改善と除湿対策が重要です。
水漏れの修理と排水管理、土壌管理
シロアリは地下を通って侵入することもありますので、庭や周辺地域の土壌管理も重要です。堆肥や木くずの堆積を避け、土壌の湿度や排水状態を管理しましょう。
また、建物周辺にはシロアリの巣を形成しやすい植物や木の近くを避けることも有効です。
定期的な換気と除湿
高湿度の環境はシロアリの好条件となりますので、建物内外の通気を良くすることが重要です。
定期的な換気や湿度調整を行い、湿気のたまりやすい場所を適切に管理しましょう。
定期的な点検と早期対応
早期発見はシロアリ対策の重要な要素です。以下の目視チェックを定期的に行いましょう。
- 木材や建物の周囲に土のトンネルや細い穴があるか確認。
- 木材の表面に異常なくぼみやヒビ、小さな穴があるかを注意深くチェック。
- 壁や床において、木材に触れる部分に異常な柔らかさや凹みがないか確認。
また、シロアリは羽アリと呼ばれる成虫が飛翔して新たな巣を作る特徴があります。
以下の点に注意しましょう。
- 春や夏になると、窓や明かりの周りに羽アリが集まることがあります。これは新たな巣を作るための繁殖行動です。
- 羽アリが見つかった場合は、出現場所や数をメモしておき、専門家に報告することが重要です。
専門家による定期的な点検 定期的な点検を専門家に依頼することで、早期発見と適切な対策が可能となります。
これらの予防法を実施することで、シロアリの侵入や被害を最小限に抑えることができます。ただし、状況に応じて専門家のアドバイスを受けることもおすすめです。
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自分でシロアリ対策をする際の注意点
シロアリ対策を自分で行う場合には、以下の注意点に留意する必要があります。
シロアリへの知識と技術の獲得
シロアリの生態や対策方法に関する適切な知識を身につけることが重要です。
専門家のガイドや信頼できる情報源を活用し、DIYに必要な技術を習得しましょう。
誤った方法で対策を行うと、効果が得られず、さらに被害を悪化させる可能性があります。
シロアリ対策にあった道具選び
シロアリ対策には特定の機材や製品が必要です。
自己処理を行う際には、適切な機材を使用し、推奨される製品を選ぶことが重要です。
また、製品の使用方法や安全な取り扱い方法を理解し、指示に従って使用しましょう。
安全対策の徹底
シロアリ駆除には一部の製品が使用されますが、これらは化学物質を含んでいることがあります。
自己処理を行う際には、安全対策を徹底しましょう。
適切な保護具(手袋、マスク、ゴーグルなど)の着用や換気の確保など、自身と周囲の安全を最優先に考えましょう。
シロアリ対策を自分でやる場合と業社に頼む場合の費用の目安
最後に自分でシロアリ対策を行う場合と業者に依頼する場合の費用についてまとめます。
自分で行う場合の費用
木材の保護や絶縁材の導入:
木材の塗装やコーティング、絶縁材の設置などにかかる費用は、使用する素材や面積によって異なります。一般的には数千円から数万円程度です。
環境改善と除湿対策
水漏れの修理や排水管理、換気や除湿装置の導入にかかる費用も、状況や設備の規模によって異なります。数万円から数十万円程度が一般的です。
自己点検や早期対応
自己点検のための道具や機器の購入、早期対応のための薬剤やトラップの購入など、さまざまな費用がかかる可能性があります。これらの費用はケースバイケースで異なりますが、数千円から数万円程度となることが一般的です。
シロアリ業者に依頼する場合の費用
見積もりや調査費用
シロアリの被害状況の調査や見積もりのために、業者によっては一定の調査費用がかかる場合があります。数千円から数万円程度です。
駆除施工費用
シロアリの駆除施工には、施工方法や被害の程度によって異なる費用がかかります。一般的には数十万円から数百万円程度が必要となることがあります。
アフターケア費用
駆除後の定期的な点検やメンテナンスを業者に依頼する場合、アフターケア費用が発生することがあります。これは定期的な点検の頻度や契約内容によって異なりますが、年間数万円から数十万円程度が一般的です。
なお、これらの費用は一般的な目安であり、地域や業者によって異なる場合があります。また、シロアリの被害状況や建物の規模によっても費用は変動します。
まとめ
基本的にシロアリ対策は自分で行うメリットよりもデメリットのほうが大きいので、シロアリ駆除業者に頼むが一般的です。
もちろん、自分でやれないこともないと思いますが、自分でやってさらにシロアリ被害大きくなるなんてこともありますから、専門的はことはプロにお願いするのが一番だと思います。