エアコンクリーニングは自分で簡単にできる?掃除方法と失敗口コミ
エアコンシーズンになると気になるエアコンのカビ汚れや臭い。エアコンクリーニングは業者に頼むと1万円以上かかることも多いので自分で掃除できると良いですが、エアコンを素人が自分で掃除することは可能なんでしょうか?今回は自分で掃除できる部分やお掃除機能付きエアコンは自分で掃除できるのかについて調べ、さらにエアコンクリーニングを自分で行う具体的な方法も<簡単編>と<本気編>、そして<室外機編>に分けてまとめてみました!また自分でエアコンクリーニングをする際に必要な知識や準備する物、エアコンクリーニングを実際に自分で行って成功/失敗した方の口コミも紹介するので、自分でエアコン掃除をする際の参考にして下さい!
【目次】
1.エアコンクリーニングは自分でできるのか
・エアコン内部の仕組みと掃除できる部分
・お掃除機能付きエアコンは自分で掃除できる?
2.エアコン掃除を自分で行う方法と成功/失敗口コミ
・自分でエアコンクリーニングをする前の準備
・自分でエアコンクリーニング<簡単編>
・自分でエアコンクリーニング<本気編>
・自分でエアコンクリーニング<室外機編>
結論から書いてしまうと、エアコンクリーニングは素人でも自分でできます!しかしエアコンの全てのパーツを掃除できるワケではないので、まずはエアコン内部の仕組みと掃除できる部分を見ていきましょう。
エアコンは外から取り込んだ空気を冷やす(暖める)ことによって室温を調節する機械で、そのメイン部品は以下の通りです。
本体カバーについては分かると思うので、その他の部品がどんな役割を持つのか、そして自分で掃除できるのかを簡単に説明していきますね。
エアコンに入ってきた空気を冷やす(暖める)部分。
薄いアルミが何枚も重なることでできており、構造上汚れが溜まりやすい。掃除するのが大変な部品の一つ。
・送風ファン
外から空気を取り込み、また吹き出し口から冷やした(暖めた)空気を送り出す部分。
熱交換器よりも奥にあるため、掃除するのが大変な部品の一つ。
・ドレンパン
熱交換器の下にある、エアコン内で結露して発生した水を受ける部分。
水が溜まるため雑菌やカビが繁殖し、エアコン部品の中でも特に汚れや臭いが出やすい。
外すことが難しいので、掃除するのが大変な部品の一つ。
・フィルター
外から空気を取り込むときに、ホコリや汚れがエアコン内部に入らないようガードする部分。
本体カバーをあけてすぐの所にあって取り外しも簡単なので、素人でも自分で掃除できる。
・風向きルーバー
エアコン内で冷やされた(暖められた)空気を外に送る際に、風向きを調整する部分。
上下に動くルーバーと左右に動くルーバーがあり外すのに手間取ることも多いが、素人でも自分で掃除できる。
エアコンクリーニングは、基本的にはこれらの部品のホコリやカビ汚れを掃除することを言います。
フィルターや風向きルーバーなどエアコンの手前側にある部品なら素人でも自分で簡単に掃除できますが、熱交換器や送風ファン、ドレンパンなどの掃除はかなり難しいです。
このあとの2章では、クリーニングの難易度別に<簡単編>と<本気編>、そして室外機掃除の<室外機編>と紹介していきます。
家庭用エアコンには、普通のエアコンとお掃除機能付きエアコンがあります。
「自動で掃除してくれるなら楽だろう」と思ってお掃除機能付きエアコンを購入したご家庭も多いかと思いますが、実はお掃除機能付きエアコンでも定期的なクリーニングは必要です。
というのも、実はお掃除付きエアコンはエアコン内部の掃除を全てしてくれるわけではなく、フィルターに溜まったホコリや汚れを取ってくれるだけなんですよ。
お掃除機能付きエアコンを使っていても、普通に内部にカビは発生するしホコリ汚れも溜まります。
また、お掃除機能付きエアコンは自分でエアコンクリーニングをするのには向いていません。
なぜならお掃除機能がついている分、内部の構造が普通のエアコンよりも複雑だからです。
お掃除機能付きエアコンは基本的にフィルターよりも手前に掃除ロボがついているので、フィルターを外すことすら難しくなっています。
そのためお掃除機能付きエアコンは掃除の難易度が上がるうえに故障の危険性も高まるので、自分で掃除するのではなくお掃除機能付きエアコンにも対応している業者に頼んでしまうのが良いと思います。
ちなみに自宅のエアコンがお掃除機能付きかどうかは、以下をチェックすれば簡単にわかります。
これを確認しても判断できなかった場合は取扱説明書を見るか、エアコンのメーカーと型番をチェックしてネットで検索してみてください!
それでは自分でエアコンを掃除する方法を紹介していきたいと思います。
ちなみに、このあと紹介するのはお掃除機能が付いていないエアコンの掃除方法です。
最初にエアコン掃除に必要な道具や準備をまとめ、その後、そこまで大変ではない<簡単編>、大変だけど簡単編より綺麗になる<本気編>、そして<室外機編>の順でまとめていきます。
それぞれの掃除頻度としては、<簡単編>は2週間~1ヶ月に1度、<本気編>は1年~3年に1度、<室外機編>は1年に1度が目安です。
自分でエアコンクリーニングをするためには、いくつか道具を準備する必要があります。
この後エアコンクリーニングのやり方を分けて紹介するので、必要な道具もそれぞれ分けて紹介しますね。
<簡単編>ではエアコン本体のカバーやフィルター、風向きルーバーのホコリや汚れを取り除くだけなので、そこまで道具は必要ありません。
ほとんどが100円ショップで手に入りますし、掃除機やイス(脚立)は自宅にあるものを使用すればOKです。
<本気編>ではエアコンの本体カバーを取り外し、エアコンクリーナーや洗剤、水を使って奥の方まで掃除していきます。
そのため壁などを養生する必要も出てくるので、<簡単編>よりもたくさんの道具が必要になります。
ちなみにエアコンクリーナーというのは、市販されているエアコンクリーニング用の洗浄スプレーです。
エアコン内部の熱交換器に吹きかけることで、カビや汚れを落とす効果があります。
加圧式スプレーノズルはペットボトルにつけて使う物で、手動でペットボトル内に圧をかけて水を高圧で噴霧することができます。
エアコンクリーナーの薬剤や洗剤を洗い流すときに使用しますが、ロングノズル付きの物だと奥の方まで届いて使いやすいのでおすすめですよ!
養生テープやエアコンクリーナー、加圧式スプレーノズルなどはホームセンターで探してみて、もし見つからなければネットで購入してください。
エアコン掃除専用の養生カバーなどもあるので、費用は増しますがそういったアイテムも探してみると作業が楽になると思います。
<室外機編>では、上の<簡単編><本気編>で用意した物の他に道具はあまり必要ありません。
ただ室外機周りのゴミなどを掃除するほうきがあると、効率よく作業を進められます。
また室外機は水に強いので、ホースがあればまるごと水洗いができます。可能であれば用意してください。
ドレン用サクションポンプは、室外機横から出ているドレンホースにつまったゴミを取り除く道具です。
もしエアコンの吹き出し口から水漏れなどがある場合はドレンホースが詰まっている可能性が高いので、ホームセンターなどでドレン用サクションポンプを購入してください。
以上が自分でエアコンクリーニングをするときに必要な道具です。
全てとなると大変ですが、どれかが欠けても作業効率が落ちてしまうので頑張って揃えてみて下さい!
それでは自分でエアコンクリーニングをする具体的な方法を見ていきましょう。
まずは「自分でエアコンクリーニング<簡単編>」です!
エアコンの掃除をするときは、最初にエアコンの電源プラグを抜きます。
コンセントに刺したままだと故障や感電の原因になってしまうので、必ず抜くようにしましょう。
2、前面パネルを開ける
エアコンの前面パネルは上に持ち上げるだけ簡単に開きますが、もし自分で触ってみても開け方が分からなかったら、エアコンの取り扱い説明書で確認して下さい。
取扱説明書を無くしてしまった場合はメーカーと型番をネットで検索すればネット上でも確認できるので、調べてみてくださいね。
3、フィルターを外す
エアコンの前面パネルを開けられればフィルターを取り外すのは非常に簡単です。
軽くはめこまれているだけなので、フィルター下部にある持ち手を上に持ち上げれば苦労することなく外せます。
4、フィルターのホコリを掃除機で吸う
フィルターをエアコン本体から外したら、まずは掃除機でフィルター表面のホコリを取り除きましょう。
そのまますぐに水洗いをしても良いですが、ホコリの量が多い場合は逆に掃除が大変になったり水道管が詰まる原因にもなるので、最初に掃除機で吸ってしまう方がおすすめです。
5、歯ブラシでフィルターの細かいところを水洗い
フィルターのホコリが大体吸えたら、洗面台やお風呂場で水洗いをします。
このとき、使い古しの歯ブラシなどを使えば細かいところの汚れまで落とせますよ。
水洗いをしてホコリや汚れが全て落ちたら、ベランダ等でフィルターを干し乾燥させておきます。
6、熱交換器の部分を掃除機で吸う
フィルターの掃除が終わったら次はエアコン本体の掃除です。
まずはフィルターを外すと見える熱交換器に掃除機をかけ、ホコリを吸い取っていきます。
この熱交換器の金属部分は非常に曲がりやすくデリケートなので、無理に奥まで掃除しようとしないようにしてください。
7、本体カバーや吹き出し口をタオルで拭く
熱交換器の掃除が終わったら、本体カバーや吹き出し口、風向きルーバーをタオルで水拭きしていきます。
このあとに細かいところを掃除するので、汚れやホコリが大体取れればOKです。
8、キッチンペーパー割りばしで細かいところを掃除する
続いて、割りばしの先に輪ゴムでキッチンペーパーを留めたもので本体カバーや吹き出し口の細かいところを掃除していきます。
100円ショップに売っているような柄のついたスポンジや綿棒でも代用できますね。目に見える範囲で目立つ汚れやホコリがなくなればOKです。
9、乾燥させたフィルターを戻し、掃除完了
エアコン本体の掃除が終わったら、乾燥させていたフィルターと前面パネルを元に戻して「自分でエアコンクリーニング<簡単編>」は完了です。
<簡単編>では水を使っていないので内部乾燥などをする必要もなく、掃除後すぐにエアコンを使えます。
この「自分でエアコンクリーニング<簡単編>」は、文字通り簡単にできます!
しかしエアコンの奥までは掃除ができていないので、エアコン内部の汚れ・カビやエアコンをつけたときに出てくるニオイは無くなりません。
実際にこの方法でエアコン掃除をした方の口コミを集めてみましたので、参考までに読んでみて下さい。
去年買ったばかりのエアコンなのでカビ汚れなどはないのですが、フィルターを見てみたら意外とホコリが溜まっていて驚きました!今回はフィルター掃除だけだったので簡単に出来ましたが、調べたらエアコンの奥の方まで汚れてると掃除が大変なようですね…。
自分でそこまで掃除する自信はないので、次のシーズン前にはエアコン掃除業者に頼むことになりそうです。
毎年エアコンシーズンになるとカビ臭さに悩んできましたが、なんとなくタイミングを逃してずっと放置…。
とりあえずやらないよりは良いかなと思ってフィルターや外側を掃除してすごくきれいになりましたが、ホコリっぽさは多少消えてもさすがにこれだけじゃ臭いは無くなりませんね(笑)
掃除内容が難しくないからか、「自分でエアコンクリーニング<簡単編>」の口コミには失敗したというものはありませんでした。
しかし、やはりカビ汚れやニオイは改善しないので、「自分でエアコンクリーニング<簡単編>」は汚れが軽めの場合におすすめの掃除方法だと言えます。
もしエアコンのカビ汚れやニオイが気になる場合は、次で紹介する「自分でエアコンクリーニング<本気編>」もチェックしてみてください!
続いては<簡単編>より本格的な「自分でエアコンクリーニング<本気編>」を見ていきたいと思います。
<簡単編>では本体の前面パネルを開けるだけでしたが、<本気編>では完全にエアコンの本体カバーを外します。
しかしいきなり本体カバーは外せないので、まずは前面パネルを外しましょう。ねじ止めなどはされておらずエアコン上部で軸がハマっているだけなので、状態を確認しながら行えば楽に外せるはずです。
前面パネルが外せたら<簡単編>と同様にフィルターを外し、その後上下に動く風向きルーバーを外します。
上下ルーバーは中央と左右の3ヶ所で固定してあるので、まず最初に中央のフックを外し、その後両サイドの軸を外します。
上下ルーバーを外すと、その奥にある左右に動く風向きルーバーが露出します。
左右ルーバーは無理に外す必要はありませんが、外した方が作業が奥の掃除が楽になるので可能であれば外してください。
ルーバーまで外せたら最後に本体カバーを外していきます。
本体カバーは他の部品と違ってねじ止めしてありますのでドライバーを使ってフロント部分のねじを外してください。
ねじを全て外したら、まずエアコン下側の壁との隙間に手を入れて手前にひっぱります。
すると本体カバーの下側が手前に動くので、あとはエアコン上部にあるフックを外しつつ全体を引っ張れば、エアコンの本体カバーを外すことができます。
取り外した部品は<簡単編>で紹介したフィルターの洗い方と同様水洗いし、乾かしておきます。
2、電装部と壁・天井を養生する
本体カバーを外すと、熱交換器と、配線がある電装部が露出すると思います。
この電装部は水や洗剤がかかると故障する恐れがあるので、ビニールで水が入らないように養生します。
電装部の養生が終わったら、次はエアコン周りの壁を養生していきます。このあとで水や洗剤を使うので壁に飛び散っても大丈夫なようにですね。
また、洗い流した泡や水がビニールを伝って下に用意したバケツに落ちるように、エアコンの周りを全て囲んで養生して下さい。
上で紹介した、ネットで購入できるエアコン掃除専用のカバーを使うとかなり楽ですよ。
3、熱交換器のホコリを取り除き、エアコンクリーナーを吹きかける
電装部と壁の養生が終わったら、本体カバーを外して露出した熱交換器のホコリを掃除機やスポンジなどで取り除いていきます。
熱交換器の金属部分は非常に変形しやすいので、掃除する際はあまり力を入れすぎないようにしてください。
ホコリや汚れが取り除けたら、次は市販のエアコンクリーナーを熱交換器に吹きかけていきます。
エアコンクリーナーには泡状の物と液状の物がありますが、どちらを使っても大丈夫です。
ただ電装部にかかると故障の原因になるので十分に注意してください。またエアコンクリーナーが跳ねる可能性もあるので、マスクとメガネを着用することをおすすめします。
エアコンクリーナーを熱交換器にまんべんなく吹きかけられたら、10分ほど放置します。
その間に次の行程を進めていきましょう。
4、中性洗剤で吹き出し口などを掃除する
エアコンクリーナーを10分放置している間に、中性洗剤とスポンジなどを使って吹き出し口などの汚れを水洗いしていきます。
エアコン自体は中で結露する前提で作られており電装部以外は水に強いので、ガンガン洗ってしまって大丈夫です。
100円ショップにある柄つきのスポンジなどがあると、奥の方まで掃除しやすいと思います。
もしなければ、<簡単編>で使った割りばしにキッチンペーパーを巻き付けたものでも良いですね。
5、加圧式スプレーで水を吹きかけ泡を完全に流す
中性洗剤での掃除が終わりエアコンクリーナーも10分放置し終わったら、加圧式スプレーを使ってエアコンクリーナーや洗剤の泡と汚れを水で流していきます。
加圧式スプレーの圧をしっかりと溜めて、熱交換器の内部の泡まで全てキレイに落としてください。泡が残るとそれ自体が汚れの原因になります。
全ての泡と汚れが全てすすぎ終わったら、タオルでエアコンに付着している水を拭いてください。
6、1時間送風を行い、内部を乾燥させる
あらかじめ洗って干してあったフィルターやルーバー、本体カバーなどの部品を元に戻したら、コンセントを繋いでリモコンの「内部乾燥」や「内部クリーン」を押して1時間ほど送風してください。
この送風でエアコン内部に残った水分を乾燥させ、カビの繁殖を防ぎます。
送風が終わったら、「自分でエアコンクリーニング<本気編>」完了です。
「自分でエアコンクリーニング<本気編>」は内部の熱交換器まで掃除するので、<簡単編>に比べるとかなり綺麗になります!
ただ、すごく手間がかかるんですよ。掃除前の養生だけでも骨が折れると思います。
しかも熱交換部は掃除できますが送風ファンやドレンパンまでは掃除できないので、この<本気編>でも完全にエアコン内部の汚れやカビを無くすことは難しいんですよね。
さらに水や洗剤を使う分失敗したりエアコンが故障するリスクも高いので、慎重に行う必要もあります。
実際に自分でエアコンの熱交換部まで掃除した方の口コミを集めてみたので、参考までに読んでみて下さい。
エアコンの掃除自体はしっかり出来ました!奥の方は見えないのでアレですが、見える範囲は黒いカビ汚れもなくなって新品みたいになりましたね。
でも掃除の途中でバケツを蹴っ飛ばしちゃって、溜まってた汚水を部屋にぶちまけてしまったので大変でした(笑)。自分のおっちょこちょいさに呆れます…。
めちゃめちゃ頑張って自分でエアコンクリーニングしたのに、かび臭いのがなくならなくて結局業者に頼んだわ。
やっぱりエアコンクリーニングは大人しく業者に頼んじゃった方が良いのかもしれない。
掃除道具集めるのに結局5,000円くらいかかったし、時間も相当かかったから悔しいなあ。
やはり自分でエアコン掃除するのは大変ですね。準備から始めて半日以上かかってしまいました(笑)。
でも見た目も出てくる風もすごくきれいになったので満足しています!頑張りが報われた気がして気持ちが良いです。
バッチリ養生してエアコン掃除に挑んだはずなのに、全工程終わらせて内部乾燥しようとしたら動かなくなった。
水がかかるとヤバいところも調べてきっちり養生したのに。エアコンがキレイになっても壊れて動かなくなっちゃ本末転倒すぎる。
このように「自分でエアコンクリーニング<本気編>」には確かにエアコン内部のカビ汚れやニオイを解消する効果があるのですが、少なからずリスクもあるんです。
とはいえ、もちろんこの<本気編>で成功してエアコン本体や出てくる風が綺麗になった方もいるので、自信がある方はぜひチャレンジしてみて下さい。
自分でエアコンを掃除する際には、細心の注意を払ってなるべく失敗しないように気を付けてくださいね!
最後に「自分でエアコンクリーニング<室外機編>」を見ていきましょう。
室外機は汚れることを前提に作られているため基本的にそこまで神経質になって掃除する必要はありませんが、綺麗にすることによって節電効果やエアコンの効きが良くなる効果が期待できます!
室外機の掃除では、まずほうきを使って室外機表面のホコリやクモの巣、落ち葉などのゴミを取り除いていきます。
長い間放置していた場合だと風が出る部分が詰まっていることも多いので、念入りに掃除してください。
室外機の裏面や側面にある熱交換器部分のホコリも、掃除機や歯ブラシで取り除きましょう。
裏面や側面が目詰まりしていると熱交換が上手く行われず、電気代が余計にかかってしまったりエアコンの効きが悪くなってしまいます。
ただエアコンの熱交換部のように非常にデリケートで変形しやすいので、掃除する際は十分に注意して下さい。
2、室外機に水をかけて雑巾で汚れを拭く
室外機表面のホコリやゴミが大体キレイになったら、ホースなどを使って水をかけ、雑巾で拭いていきます。
泥汚れなどがひどい場合は念入りに水洗いしましょう。
室外機は雨で濡れる前提で作られているため水に強いですが、室外機の下から水をかけたりなど通常では起こりえないような水のかけ方をすると故障の原因になるので気を付けてください。
3、室外機の内部の掃除
室外機を放置していて状態が酷い場合は、内部にゴミが入ってしまっていることもあると思います。
外側のカバーを外して掃除したくなりますが室外機の分解は大がかりな作業になりますし、故障の原因にもなるのであまりおすすめはできません。
また「分解の際に金属部分で手を切る」などケガをする危険も大いにあるんです。
内部のゴミが原因で異音がするなどの問題がなければ、リスクを考えて室外機内部の掃除は自分で行わない方が良いと思います。
もしどうしても室外機内部の汚れが気になるという場合は、プロの業者に頼んで掃除してもらうようにしましょう。
4、ドレンホースの詰まりチェック
室外機の掃除が終わったら、次に室外機横から伸びているドレンホースの詰まりをチェックします。
結露した水を排出する役割を持つドレンホースが詰まると、エアコン使用中に吹き出し口から水が漏れたりすることがあります。
このような症状がなければドレンホースは掃除しなくても大丈夫ですが、稀にドレンホース内に汚れが溜まったりクモの巣が張られることによって詰まることがあるんですね。
もしドレンホースが詰まっているようでしたら、市販されている「ドレンホース用サクションポンプ」というつまり解消グッズを使いましょう。
またドレンホース内に虫が侵入するのを防ぐ防虫ドレンキャップというものもあるので、クリーニング後にこれからの予防のため装着するといいかもしれません。
5、室外機周辺の整理
最後に、室外機周辺の環境を整えましょう。
室外機の周辺に植木鉢や自転車など物が置いてあると、室外機から出る空気の流れが悪くなってしまいます。
そのような状態だとせっかく熱交換部の目詰まりなどを掃除しても意味がなくなってしまうので、なるべく室外機周辺には何も置かないようにして下さい。
また近くに木が植えられている場合は落ち葉の掃除などを定期的に行うことも、室外機の熱交換率を高く保つためのコツです。
以上で「自分でエアコンクリーニング<室外機編>」は完了です!
室外機を自分で掃除した方の口コミも集めてみたので、参考までに読んでみてください。
うちは庭が土だからか、室外機が泥でかなり汚れていたので自分で掃除してみました。
かなり大変で汗だくになりましたが、背面のホコリ詰まりもキレイになってスッキリです。
心なしか以前よりエアコンの効きも良くなった気がします!
エアコンを使うとカラカラと異音がするようになったので室外機を見てみたら、内側にゴミが入り込んでいました。
自分で室外機を分解してやろうと意気込んでやってみましたが、作業中に指を切って断念。
エアコン自体も古いので、業者に掃除を頼むついでに室外機も掃除してもらおうと思います。
エアコン本体と同様に、室外機も自分で掃除することができます。
しかし分解して内部まで掃除するとなると故障やケガのリスクも高まりますので、内部まで綺麗にしたい場合はプロの業者に頼むのがおすすめです。
逆に、室外機表面の汚れやホコリによる目詰まりを取り除く程度であれば自分でやってしまった方がお得ですね。
それだけでも高い節電効果が期待できますし、エアコンの効きも良くなるので頑張って挑戦してみましょう!
エアコンクリーニングは自分でもできます!
基本的にエアコン掃除業者に頼む費用は安くないですし、自分でできるのであればやってしまったほうが良いと思います。
しかし上で紹介した<簡単編>だけでもけっこう手間がかかる上に、頑張って大変な<本気編>をやったとしても完全に綺麗にすることは難しいのが現実です。
さらに口コミにあるようにエアコンが故障したりする可能性もあるので、実はエアコンクリーニングはプロの業者に任せた方がリスクは少ないんですよね。
業者なら万が一エアコンが故障してしまった場合でも補償してくれる場合が多いですし、手慣れたプロが高性能マシンを使ってドレンパンや送風ファンまで掃除してくれるので、やはり掃除のクオリティも素人とは段違いです。
「くらしのマーケット」というサイトでは道具を揃えるのと同じくらいの費用で済む業者見つかることも多いので、一度そちらでエアコンクリーニング業者の料金や評判もチェックしてみることをおすすめします!